アブレーション後のAF患者における左心耳閉鎖術の安全性・有効性/NEJM

カテーテルを用いた心房細動アブレーションを受け、脳卒中リスクが中等度~高度の患者において、経口抗凝固薬投与と比較して左心耳閉鎖術は、36ヵ月後の手技に関連しない出血(大出血および臨床的に重要な非大出血)のリスクが有意に低く、全死因死亡、脳卒中、全身性塞栓症の複合に関して非劣性であることが、米国・クリーブランド・クリニックのOussama M. Wazni氏らが実施した「OPTION試験」で示された。研究の成果は、NEJM誌オンライン版2024年11月16日号に掲載された。 OPTION試験は、カテーテルアブレーションを受けた心房細動患者における左心耳閉鎖術の安全性と有効性の評価を目的とする国際的な無作為化臨床試験であり、2019年11月~2021年6月の期間に10ヵ国106施設で参加者を募集した(Boston Scientificの助成を受けた)。