転移性大腸がんへのセツキシマブ併用はQOLの低下をもたらす

転移性大腸がんへの、CBレジメン(カペシタビン+オキサリプラチン+ベバシズマブ併用療法)に、上皮細胞増殖因子(EGFR)阻害剤セツキシマブ(商品名:アービタックス)を加えた場合のCBCレジメンについて、無増悪生存期間を有意に短縮し、QOLの低下をもたらすことが、臨床試験の結果として明らかにされた。KRAS遺伝子の変異が臨床予後悪化の予測因子であることも報告されている。ラドバウト大学(オランダ)のJolien Tol氏らによる報告は、NEJM誌2009年2月5日号に掲載された。