1日に歩く歩数が多いほど全死因死亡リスクは低下することが、米国・国立衛生研究所(NIH)のPedro F. Saint-Maurice氏らによる、同国サンプル成人をベースとした検討で示された。一方で、1日の総歩数で調整後の、歩行強度と死亡とには有意な関連はみられなかったという。JAMA誌2020年3月24日号掲載の報告。
研究グループは、歩行数と歩行強度および死亡との用量依存の関連を調べるため、全米健康栄養調査(National Health and Nutrition Examination Survey)の被験者で、2003~06年に最長7日間加速度計による装着測定評価を受けた4,840例を対象に試験を行った。