第171回 米国でフル承認のアルツハイマー病薬lecanemabの患者負担のほどは? 最終更新:2023/07/11 アルツハイマー病薬lecanemabが米国で承認されました。これで公的保険の対象になりますが、気になる患者負担はどの程度?また、過体重の人のほうが適正体重よりも死亡率が低かったという試験も紹介します。
第170回 糖尿病の細胞移植治療を米国が承認 最終更新:2023/07/04 死亡した人の膵臓から単離したランゲルハンス島を成分とする1型糖尿病の細胞治療がFDAで承認されました。被験者の大半がインスリン不要となり、移植細胞の高い10年間体内生存率効果が期待されています。
第169回 4億6千万円の筋ジストロフィー遺伝子治療を米国が承認 最終更新:2023/06/27 約4億6千万円の筋ジストロフィー遺伝子治療がFDAで承認されました。しかし、臨床的有用性は確立しておらず、FDAは予後改善効果を立証するための試験を課しています。どのような経緯で承認されたのでしょうか?
第168回 かつてのプラセボがいまや米国承認の勃起不全治療製品 最終更新:2023/06/20 処方箋不要の勃起不全治療外用ジェルが米国で承認されました。元々はプラセボとして試験で使用されていましたが、実薬と同等の勃起機能改善効果を示したため、医療機器として発売されます。その作用機序と効果は?
第167回 帯状疱疹ワクチンで認知症発現率低下 / タウリンでより健康に長生きできるかも 最終更新:2023/06/13 英国の2集団の比較で、帯状疱疹ワクチン接種と認知症リスク低減の関連が示されました。どういう集団で効果が期待できるのでしょうか?また、栄養ドリンクに含まれるタウリンによる健康長寿の可能性も紹介します。
第166回 現金給付と死亡率低下が関連 最終更新:2023/06/06 コロナ流行中に世界人口の17%が現金給付を受け取ったと推定されています。大規模な給付によって貧困が減少し、経済的自立、就学、栄養改善などに有用とされていますが、死亡率低下との関連はあるのでしょうか?
第165回 ノボ社のセマグルチド経口薬が注射に引けを取らない体重減少を達成 最終更新:2023/05/30 経口の抗肥満症治療薬セマグルチドが、注射薬と遜色のない体重減少効果を第III相試験で示しました。その試験結果とともに、相次いで開発中の経口抗肥満症治療薬の状況や今後の期待を紹介します。
第164回 麻酔下の患者へのケタミン投与試験でプラセボに勝る抗うつ効果示せず 最終更新:2023/05/23 ケタミンの抗うつ効果が期待されていますが、その精神作用のため盲検化は困難です。そこで、手術を控えた麻酔下の大うつ病患者にケタミンを投与するという無作為化試験が行われました。プラセボとの有意差は?
第163回 GLP-1薬でがん予防? / アルツハイマー病アジテーション治療薬を米国が初承認 最終更新:2023/05/16 GLP-1受容体作動薬のがん予防効果が臨床試験で示唆されました。NK細胞が関与するその機序とは?また、FDAで初承認されたアルツハイマー病の行動障害(アジテーション)の治療薬についても紹介します。
第162回 Lillyのアルツハイマー病治療抗体も第III相試験成功 / 英国成人の5人に1人が音嫌悪症 最終更新:2023/05/09 アルツハイマー病治療薬donanemabにより、認知機能の低下が抑制されたことが第III相試験で示されました。気になる安全性は? また、英国成人の5人に1人が音嫌悪症であったという報告も紹介します。