心血管リスクと関係があるのはHDL-C濃度ではなくその引き抜き能(解説:興梠 貴英 氏)-303

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2015/01/21

本記事のコメンテーター

興梠 貴英( こうろ たかひで ) 氏

自治医科大学附属病院 医療情報部 部長

J-CLEAR評議員

 疫学研究から得られたデータでは、血清HDL-C濃度と心血管系リスクとの間には負の相関があることが示されている。しかし近年ナイアシンやCETP阻害薬を用いてHDL-Cを上昇させたほとんどの臨床試験において、心血管イベントの減少効果が認められていない。

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