心血管リスクと関係があるのはHDL-C濃度ではなくその引き抜き能(解説:興梠 貴英 氏)-303 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2015/01/21 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 興梠 貴英( こうろ たかひで ) 氏 自治医科大学附属病院 医療情報部 部長 J-CLEAR評議員 オリジナルのニュース コレステロール流出能と心血管イベントは逆相関/NEJM(2014/12/08掲載) 疫学研究から得られたデータでは、血清HDL-C濃度と心血管系リスクとの間には負の相関があることが示されている。しかし近年ナイアシンやCETP阻害薬を用いてHDL-Cを上昇させたほとんどの臨床試験において、心血管イベントの減少効果が認められていない。 ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 参考文献・参考サイトはこちら 1)Michael L Fitzgerald, et al. Atherosclerosis. 2010; 211: 361-370. Epub 2010 Jan 21. 2)Sandhya Sankaranarayanan, et, al. J Lipid Res. 2011; 52: 2332-2340. Epub 2011 Sep 27. 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 興梠 貴英先生の他のコメント Lp(a)低下核酸医薬の途中経過報告(解説:興梠貴英氏)-1175 (2020/02/04掲載) スタチンによる筋肉痛はnocebo effect?(解説:興梠 貴英 氏)-682 (2017/05/29掲載) やはりthe lower the betterだった(解説:興梠 貴英 氏)-659 (2017/04/05掲載) 今のところ順調なapo(a)アンチセンス療法(解説:興梠 貴英 氏)-599 (2016/10/12掲載) HOPE3試験:あまり新規性のない結果?(解説:興梠 貴英 氏)-517 (2016/04/25掲載) common variantsより rare variantsなのか?(解説:興梠 貴英 氏)-504 (2016/03/29掲載) また新たに創薬のターゲットにされる脂質異常症関連遺伝子(解説:興梠 貴英 氏)-495 (2016/03/16掲載) フラボノイド摂取が体重を減らすのか?(解説:興梠 貴英 氏)-480 (2016/02/17掲載) スタチン治療はやはり糖尿病を増やすのか?そのメカニズムは?(解説:興梠 貴英 氏)-272 (2014/11/06掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 心房細動患者、脳卒中予防のために有益な意思決定支援とは?/BMJ(2025/01/27) 皮膚筋炎、抗IFNβ抗体dazukibartが有望/Lancet(2025/01/27) 毎日どのくらい歩くとうつ病予防に効果的か〜メタ解析(2025/01/27) 敗血症へのβ-ラクタム系薬+VCM、投与順序で予後に差はあるか?(2025/01/27) T1cN0M0のHER2+乳がんへの術前vs.術後補助療法、OSに差は?(2025/01/27) 緑の豊かさと子どものテストの点数との関係(2025/01/27) 上腕カフ式の家庭血圧測定により血圧が下がる/東北医科薬科大学ほか(2025/01/27) [ あわせて読みたい ] 診療よろず相談TV シーズンII(2014/07/03) アリスミアのツボ(2014/09/01) 高血圧治療ガイドライン2014(JSH2014) ~改訂のポイント~(2014/04/30) Dr.香坂の循環器診療 最前線<第4巻>(2014/04/15) 『高血圧治療ガイドライン2014』 発刊(2014/04/01) Dr.小田倉の心房細動な日々~ダイジェスト版~(2014/03/11)