高齢者の脳白質、変化が重度なほど障害・死亡の割合が高い
脳画像診断の際、多くの高齢者に大脳白質の経年変化が見られる。この変化は認知症、うつ、運動障害、尿失禁等をもたらすなど、高齢者の障害に関与していると言われる。イタリア・フローレンス大学のDomenico Inzitari氏らの研究グループは、重度な脳白質の経年変化が、高齢者の日常生活動作の障害に及ぼす程度をLADIS試験(leukoaraiosis and disability)コホートを対象に評価を行った。BMJ誌2009年8月1日号(オンライン版2009年7月6日号)より。