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化粧をすることで脳活動(自分への意識)も変化することを確認

カネボウ化粧品・価値創成研究所、およびメイクアップ研究所は29日、化粧前後における女性の脳活動の変化を比較し、化粧前に「他人の顔」のように認識していた「自分の化粧顔」が、化粧後には「自分の顔」、すなわち“自分そのもの”であると認識を変えていることを見出したと発表した。化粧後の女性にとっての「自分の化粧顔」は「自分の顔」であり「他人と向き合うための社会的な存在」であることを示唆しているという。

抗生物質「テラバンシン」欧州にて承認申請へ

アステラス製薬株式会社は10月29日、米国テラバンス社(本社:カリフォルニア州サウス・サンフランシスコ)より導入した抗生物質「テラバンシン(一般名)」について、同社の欧州子会社アステラス ファーマヨーロッパB.V.が、成人における「人工呼吸器関連肺炎を含む院内肺炎」および「複雑性皮膚・軟部組織感染症(cSSTI)」を目標適応症として10月26日(現地時間)に欧州医薬品審査庁(EMEA)に承認申請を行ったと発表した。

季節性インフルエンザワクチン希望者は2割増なのに、医療機関の86%が「足りない」の声

株式会社QLifeは、季節性インフルエンザのワクチン接種が、全国の医療機関で実施されている状況を確認し、全国の内科医師300人に緊急アンケートを行った(病院56%、診療所44%)。新型インフルエンザ流行の影響なのか、季節性ワクチン接種希望者は昨年よりも2割程度多いが、供給量は逆に昨年より少ないために需給バランスは崩れており、9割近い医療機関が「ワクチン不足」を訴えていることがわかった。「必要分の50%以下」とするところも2割近くあり、「接種はキャンセル待ち状態」「今年は予約制では対応できない」医療機関も出ているという。

第1回「粒子線がん治療入門セミナー」 ~粒子線がん治療の普及に向けて~ 開催のご案内

粒子線がん治療入門セミナーは、講師が、文部科学省委託事業「粒子線がん治療に係る人材育成プログラム」の内容を踏まえて、粒子線がん治療の有効性や治療に至るまでのプロセス、施設運営に関する情報などを、分かりやすく説明し、広く一般の方に知っていただくために開催するものです。

ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体「ヒュミラ」強直性脊椎炎に関する効能・効果を国内追加申請

アボット ジャパン株式会社とエーザイ株式会社は28日、国内で共同開発を進めてきたヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体「ヒュミラ皮下注40mgシリンジ0.8mL」(一般名:アダリムマブ、以下「ヒュミラ」)について、強直性脊椎炎に関する効能・効果の追加申請を行ったと発表した。国内においては、関節リウマチ(2008年4月製造販売承認取得)、尋常性乾癬および関節症性乾癬(2007年9月申請)、クローン病(2009年9月申請)に続き4番目の効能・効果を追加する申請となる。

2型糖尿病患者におけるインスリン療法の強化で、優れた血糖コントロールを3年間維持 4-Tスタディ結果から

ノボ ノルディスク ファーマ株式会社は27日、カナダ・モントリオールで開催された第20回国際糖尿病学会議(IDF)で発表された4-Tスタディから、2型糖尿病患者に対しインスリン療法を強化しても重大な低血糖の発現頻度を高めることなく良好な血糖コントロールを達成することが可能であることが示されたと発表した。

ノボラピッド30ミックス 1日1回投与の有効性について新データ発表

ノボ ノルディスク ファーマ株式会社は19日、第45回欧州糖尿病学会(EASD)において10月2日に発表された新しいデータから、2型糖尿病患者にノボラピッド30ミックス(二相性インスリンアスパルト-30)又は持効型溶解インスリンの1日1回投与でインスリン導入をした結果、ノボラピッド30ミックス群で統計学的に有意にHbA1cが低下することが示されたと発表した。また、夕食後と就寝時の血糖値についてもノボラピッド30ミックス群は持効型溶解インスリン群と比べて有意に低下したという。

サーモドックス グローバル第III相臨床試験にて日本登録患者に投薬開始

株式会社ヤクルト本社は28日、セルシオンコーポレーション(以下セルシオン)および同社は、原発性肝がんで最も一般的な肝細胞がん(HCC)を対象にした、セルシオンのグローバル第III相臨床試験であるThermoDox(サーモドックス)のHEAT試験において、日本での最初の患者が登録され、投与が開始したと27日(米国時間)付けで発表したと報告した。

こわいのは脳梗塞や心筋梗塞だけ? 動脈硬化に関する意識調査より

動脈硬化のうち、日本人の三大疾病である心筋梗塞や脳梗塞などに対する意識は高いものの、進行すればこれらの疾患の引き金となる可能性もある首や足、腎臓などに起こる動脈硬化については認知が低いという。ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカル カンパニーが行った調査からわかった。

「テルミサルタン」と「アムロジピン」の新規配合錠をFDAが承認

 ドイツ・ベーリンガーインゲルハイム社は19日、同社の開発したテルミサルタン(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)とアムロジピン(カルシウム拮抗薬)の新規配合錠が、米国食品医薬品局(FDA)から承認されたと発表した。米国での製品名は、TWYNSTA。高血圧治療を適応として、単独あるいは他の降圧剤との併用にて、目標血圧を達成するための初期治療として用いられる。

「ミカルディス」にCHMPが追加適応を推奨

ドイツベーリンガーインゲルハイム社は23日(現地時間)、欧州医薬品審査庁(EMEA)の諮問機関、欧州医薬品評価委員会(CHMP)が、同社のアンジオテンシンII受容体拮抗薬ミカルディス(一般名:テルミサルタン)について「I.アテローム性動脈硬化性疾患(冠動脈心疾患、脳卒中、閉塞性動脈硬化症)または、II.臓器障害を合併する糖尿病 を有する患者での心血管死の減少」との追加適応を推奨したことを発表した。

「エパデール」が糖代謝異常症例において冠動脈イベントを抑制する JELIS試験解析結果が『Atherosclerosis』に掲載

持田製薬株式会社は26日、高脂血症、閉塞性動脈硬化症治療剤である「エパデール」(一般名:イコサペント酸エチル、EPA)の高脂血症患者を対象とした大規模臨床試験「JELIS」において、エパデールが糖代謝異常を有する患者の冠動脈イベントを有意に抑制するとの結果が得られたと発表した。解析結果は、欧州動脈硬化学会の機関誌『Atherosclerosis』(アテロスクレローシス)に掲載されている。