小型の腹部大動脈瘤、至適な超音波検査の間隔とは?/JAMA
瘤の直径が3.0~5.4cmの小さな腹部大動脈瘤(AAA)の破裂の予防に要する超音波検査は数年に一度で十分である可能性が、英国・ケンブリッジ大学のSimon G Thompson氏らRESCAN Collaboratorsの検討で示された。AAAは破裂後の生存率が20%と低く、通常は破裂するまで無症状である。欧米では、瘤径<5.5cmのAAAは破裂のリスクが手術に伴うリスクよりも低く、多くは成長も遅いため超音波による監視検査が行われるが、破裂前の瘤の増大を検出する適切な検査間隔についてはコンセンサスが得られていないという。JAMA誌2013年2月27日号掲載の報告。