労作ではあるがnegative studyである(解説:野間 重孝 氏)-1051 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2019/05/20 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 野間 重孝( のま しげたか ) 氏 栃木県済生会宇都宮病院 副院長 J-CLEAR評議員 オリジナルのニュース 院外心停止後蘇生のNSTEMIに、即時冠動脈造影は有効か/NEJM(2019/04/08掲載) 評者は多くの読者がこの論文を誤解して読んだのではないかと危うんでいる。つまり、非ST上昇型心筋梗塞(NSTEMI)による心停止から回復した患者に対する治療方針として、血管インターベンション(PCI)を前提とした緊急冠動脈造影を行うのが望ましいのか、待機的冠動脈造影とするのが望ましいのかを検討した論文として読んだ方が多いのではないだろうか。また、ある方はもっとストレートに、NSTEMIを基礎として起こった心停止例の… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 野間 重孝先生の他のコメント お酒飲みの皆さん、1日1合少しのお酒までやめられますか?(解説:野間重孝氏)-1180 (2020/02/05掲載) 血圧に差がついてしまっては理論検証にならないのでは?(解説:野間重孝氏)-1165 (2020/01/13掲載) 今、心血管系疾患2次予防に一石が投じられた(解説:野間重孝氏)-1154 (2019/12/12掲載) コマーシャルペーパーといわれても致し方がないのではないか(解説:野間重孝氏)-1136 (2019/11/19掲載) 腫瘍循環器病学の基礎研究の1つとなる論文(解説:野間重孝氏)-1113 (2019/09/23掲載) 労力に比して得るものが少なかった研究(解説:野間重孝氏)-1094 (2019/08/08掲載) 非難されても致し方がない偏った論文(解説:野間重孝氏)-1081 (2019/07/23掲載) 誤解されやすいが重要な研究(解説:野間重孝氏)-1019 (2019/03/19掲載) ハイリスク症例に絞って検討していたらどうだったのだろうか?(解説:野間重孝氏、下地顕一郎氏)-1005 (2019/02/15掲載) 日本の常識、世界の常識(解説:野間重孝氏)-931 (2018/10/16掲載) 認知症は1種類だけではないはず(解説:野間重孝氏)-912 (2018/09/14掲載) 研究方法に疑問(解説:野間重孝氏)-898 (2018/08/13掲載) そもそも術前リスク評価をどう考えるべきか(解説:野間重孝 氏)-891 (2018/07/26掲載) まず冷静にエビデンスを求める(解説:野間重孝 氏)-842 (2018/04/23掲載) ORBITA試験:冷静な判断を求む(解説:野間重孝氏、下地顕一郎氏)-800 (2018/01/22掲載) 派手さはないが重要な研究(解説:野間 重孝 氏)-767 (2017/11/24掲載) 扱っている題材は大変真面目なものであるが(解説:野間 重孝 氏)-726 (2017/09/07掲載) 臨床的価値が見いだせない(解説:野間 重孝 氏)-657 (2017/04/03掲載) MESA Air試験:批判しづらい研究?(解説:野間 重孝 氏)-551 (2016/06/20掲載) いま一度ガイドラインの功罪を考える(解説:野間 重孝 氏)-521 (2016/04/28掲載) 研究目的が絞り込まれた明快な研究(解説:野間 重孝 氏)-483 (2016/02/24掲載) CHAMPION試験:いろいろな意味で残念な研究(解説:野間 重孝 氏)-461 (2015/12/16掲載) 仮説検定としては意味があるが独創的とは言い難い(解説:野間 重孝 氏)-415 (2015/09/22掲載) 医師主導型研究の面目躍如(解説:野間 重孝 氏)-379 (2015/07/07掲載) 新しい結論がないことが結論(解説:野間 重孝 氏)-343 (2015/04/14掲載) FACTOR-64試験:立案段階から疑問の残るスタディ(解説:野間 重孝 氏)-286 (2014/12/09掲載) DESは生命予後改善効果を持つ!?従来の説に一石(解説:野間 重孝 氏)-226 (2014/07/28掲載) このstudyはnegative studyであり、また説明不足である(コメンテーター:野間 重孝 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(198)より- (2014/05/08掲載) 健全な批判精神を評価(コメンテーター:野間 重孝 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(138)より- (2013/10/21掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(69)〕 慢性心不全と貧血を考える際のlandmark studyとなるか?! (2013/03/20掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(36)〕 ステント研究の難しさ (2012/11/20掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 前糖尿病の肥満へのチルゼパチド、糖尿病発症リスク93%減/NEJM(2024/11/22) 生後2年間のデジタル介入で肥満リスク低下/JAMA(2024/11/22) BRCA1/2病的バリアント保持者における乳がん後の二次原発がんリスク/JCO(2024/11/22) 家庭内のインフル予防、手指衛生やマスクは効果ある?~メタ解析(2024/11/22) 統合失調症患者に対する抗精神病薬の投与経路変更の影響は〜メタ解析(2024/11/22) 「週末戦士」でも脳の健康に利点あり(2024/11/22) 減量薬のアクセス拡大が年4万人以上の米国人の命を救う可能性(2024/11/22) 抗てんかん薬の早期処方が認知症リスクの低さと関連(2024/11/22) [ あわせて読みたい ] Dr.たけしの本当にスゴい高齢者身体診察(2019/05/15) J-COSMO(ジェイ・コスモ)Vol.1 No.1(2019/04/17) プレゼン下手の医師なんてもう卒業!【Dr.倉原の“俺の本棚”】第16回(2019/04/12) Dr.林の笑劇的救急問答14<上巻>(2019/03/15) 志水太郎の診断戦略ケーススタディ(2019/02/15) Dr.須藤のやり直し酸塩基平衡 (2018/12/15) Dr.小松のとことん病歴ゼミ (2018/09/07) 長門流 総合内科専門医試験MUST!2018 Vol.3(2018/08/07) 今、注目のエビデンス(2018/07/02) 第4回 特別編 覚えておきたい熱中症の基本事項【救急診療の基礎知識】(2018/07/25)