ハイリスク症例に絞って検討していたらどうだったのだろうか?(解説:野間 重孝 氏、下地 顕一郎 氏)-1005

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2019/02/15

本記事のコメンテーター

野間 重孝( のま しげたか ) 氏

栃木県済生会宇都宮病院 副院長

J-CLEAR評議員

下地 顕一郎( しもじ けんいちろう ) 氏

栃木県済生会宇都宮病院 循環器内科 医長 心臓カテーテルセンター長

J-CLEAR推薦コメンテーター

急性心筋梗塞においては、急性期緊急PCIが導入される前の院内死亡率は20%を超えていたが、PCIが導入されて以降、ほぼ確実に心表面の責任冠動脈を再灌流させることが可能となり、この疾患による急性期の死亡率は6%程度にまで劇的に改善した。しかし、昨年のCenko Eらによる報告でも、primary PCIを受けた群での急性期の死亡率は4%前半であり(JAMA Intern Med. 2018)、それ以上の目覚ましい改善は見られていない。微小循環障害…

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本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。