メルケル細胞がんの術後補助療法、ニボルマブが有望(ADMEC-O)/Lancet
メルケル細胞がん(MCC)の完全切除後の補助療法として、免疫チェックポイント阻害薬ニボルマブは、補助療法を行わない観察群と比較して、無病生存(DFS)に関する絶対リスクを1年後に9%、2年後には10%低下し、新たな安全性シグナルは認められなかったことから、術後補助免疫療法は臨床的に実行可能と考えられることが、ドイツ・エッセン大学病院のJurgen C. Becker氏らが実施した「ADMEC-O試験」の中間解析で示唆された。研究の成果は、Lancet誌オンライン版2023年7月11日号に掲載された。