データベース解析はランダム化比較試験に取って代われないだろう(解説:折笠 秀樹 氏)-1675

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2023/05/31

本記事のコメンテーター

折笠 秀樹( おりがさ ひでき ) 氏

統計数理研究所 大学統計教員育成センター 特任教授

滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター 特任教授

J-CLEAR評議員

リアルワールドのデータベース解析が注目されています。保険レセプト等のデータを使って、治療法を比較する試みです。本研究では、薬剤に関する32件のランダム化比較試験(RCT)とレセプトデータベース解析を比較したところ、結果はほぼ一致していたのです(相関係数0.82)。データベース解析ではRCTのデザインを再現しましたが、懸念される点がたくさんあります。まず適格基準です。RCTでは適格基準が厳密なのはご承知のとおりで…

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本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。