双極性障害に合併する境界性パーソナリティ障害の特徴~米国調査
双極性障害患者における精神科入院や自殺リスク増加を含むQOLや疾患アウトカムには、境界性パーソナリティ障害(BPD)の合併が影響を及ぼすといわれている。米国・Griffin Memorial HospitalのRikinkumar S. Patel氏らは、双極性障害患者の入院アウトカムに対するBPDの影響について、検討を行った。Medicina誌2019年1月14日号の報告。
米国の病院からの入院患者サンプル(Nationwide Inpatient Sample)より、ICD-9-CMを使用し、BPD合併双極性障害患者26万8,232例および双極性障害のみの対照群24万2,379例を抽出した。オッズ比(OR)の生成および入院アウトカムの評価のために、多項ロジスティック回帰を用いた。