院外心停止患者への薬物投与、骨髄路は有効か/NEJM

院外心停止を起こした成人患者に薬物療法を行う際の投与経路として、静脈路と比較して骨髄路は、持続的な心拍再開に関して差はなく、30日後の生存も同程度であることが、デンマーク・オーフス大学のMikael F. Vallentin氏らが実施した「IVIO EU試験」で示された。研究の詳細は、NEJM誌オンライン版2024年10月31日号で報告された。 IVIO EU試験は、デンマークの5つの地域(住人約590万人)の救急医療施設で実施した医師主導の無作為化臨床試験であり、2022年3月~2024年5月に患者のスクリーニングを行った(Novo Nordisk Foundationなどの助成を受けた)。