シメプレビルが慢性C型肝炎の治療期間短縮を達成/Lancet
シメプレビル(1日1錠服用)とペグインターフェロンα(PEG-IFNα)-2a+リバビリン(RBV)の3剤併用療法は、未治療のC型肝炎ウイルス(HCV)遺伝子型1型感染患者の治療において、PEG-IFNα-2a+RBV関連の有害事象プロファイルを増悪させずに治療期間を短縮することが、米国・ワイルコーネル医科大学のIra M Jacobson氏らが行ったQUEST-1試験で示された。従来のHCV NS3/4Aプロテアーゼ阻害薬ボセプレビル(国内未承認)+テラプレビルとPEG-IFNα+RBVの併用療法は、未治療および既治療のHCV遺伝子型1型感染患者で良好な持続的ウイルス消失(SVR)を達成しているが、錠剤数が多いうえに1日3回の服用を要し、また重篤な貧血や皮膚障害などの頻度が高いという問題があった。Lancet誌オンライン版2014年6月4日号掲載の報告。