シメプレビル+ペグインターフェロンα+リバビリン、SVRを改善/Lancet
慢性C型肝炎ウイルス(HCV)遺伝子型1型感染の未治療患者に対して、ペグインターフェロン(PEG-IFN)α-2aまたは2b+リバビリンにNS3/4Aプロテアーゼ阻害薬のシメプレビルを加えた組み合わせ療法は、PEG-IFNα+リバビリン併用療法での既知の有害事象の増悪なしに、持続性ウイルス学的著効(SVR)を改善したことが、ドイツ・ハノーファー医科大学のMichael Manns氏らによる第III相の無作為化二重盲検プラセボ対照試験QUEST-2で示された。HCV 1型感染患者ではPEG-IFNα-2aまたは2b+リバビリンが標準治療とされているが、SVR達成は限定的(北米約40%、西欧約50%)であった。Lancet誌オンライン版2014年6月4日号掲載の報告より。